「ジャンネットらしい配色のマドラスチェックが魅力的なリネンシャツ」
”南イタリアのフィレンツェ”プーリアの照りつける太陽のようなオレンジ色のラインがアクセントのブラウンを基調としたマドラスチェック。それを織り成すリネンの風合いが、春夏らしい爽やかさをより一層引き立てています。一枚で着ても派手すぎない絶妙な色合いで、ジャケットのインナーのアクセントとしても活躍すること間違いなしの春夏の長袖シャツです。

「マシンメイドでありながら、手仕事顔負けのクオリティー」
ジャンネットのシャツが高品質と言われる所以は、襟の作りの丁寧さ、台襟のカーブの形状、”Busto Chiuso(ブスト・キューソ)”と呼ばれるボディが完成してから袖を後付けする工程の3つが大きな要因です。

「開けて着てもタイドアップでもきれいに決まるホリゾンタルカラー」
襟先の袋の中に収納された出し入れが可能なカラーキーパーに、台襟は4cmと少し高めに設定されているので、タイドアップもし易く襟高で少しエレガントな雰囲気が漂います。台襟の先端のカーブ加減が絶妙でネクタイのノットがきれいに決まり、ボタンを開けた時には襟羽根がベタっと広がらず、ロールしながらきれいに立ち上がります。

「袖の後付け”ブスト・キューソ”による極上のフィット感」
袖の縫い目とボディの脇線をズラすことで自然な姿勢の時の腕に馴染み可動域も広くなります。通常のシャツでは入れることがほとんどない、袖山にイセを入れることで肩の丸みにも添います。本来手縫いの工程なのですが、ジャンネットは高い技術でハンドメイドをマシンで実現しています。これらの工程とほどよくゆとりを保ったボディが極上の着心地を生み出し、ウエストのシェイプの効いたきれいなシルエットも引き立てます。

「上質なリネンの夏に最適な生地」
こちらの生地は薄手の中でもほどよく厚みがあり、透け感をあまり気にすることなくインナーなしで一枚で着用できる生地感です。リネンは綿の約2倍の強度があるので薄手でも耐久性があり、水分をよく吸う吸湿性、菌の増殖や臭いを抑える抗菌性と防臭性、すぐ乾く速乾性が高いので夏にぴったりの素材です。

「通常のネックサイズよりワンサイズダウンがおすすめ」<
シャツは、サイズ37=首周り37cmといったように基本的に自身のネック周りの寸法でサイズを決めます。ジャンネットのシャツは首周りや身幅にほどよくゆとりが確保されています。決して大きすぎるわけではありませんが、着心地を重視したサイジングとなっていますので、ワンサイズダウンしてジャストフィットで着られるとよろしいかと思います。37=S 38=S～M 39=M～L 40=L～XL 41=XL～3L 42=3L～4L が日本サイズでの目安です。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 64kg
日本規格のスーツで、A5(胸囲92-ウエスト80)、シャツで(ネック38-裄丈80)、カジュアルではS～Mです。イタリアサイズのジャケットはタリアトーレ、ラルディーニ 、チルコロ1901で44、シャツはフィナモレ、ボルゾネッラで38、ジャンネットのジャケットは46を着ています。こちらのシャツは普段からワンサイズダウンの37を選びました。胸周りはほどよくゆとりがあり、肩先・脇下がぴったりなジャストフィットです。袖丈は腕が短め(裄丈80cm)な私でも少しだぶつく程度で、イタリアブランドのシャツだと長いと感じることが多いですが、お直しの必要なく着られます。

“南イタリアの海岸リゾートを反映したシャツメーカー”
ジャンネットは、2008年にブランドとしてスタート。1979年に南イタリアのプーリア州にリカルド・サンソーネ氏が上質なシャツを自ら作るための工場として会社を設立。彼の妻を含めたわずか5人の従業員で始め、いまでも創業当初のプーリアで生産を行なっています。現在は2代目の息子と娘がデザインを手がけ、南イタリアの海岸リゾートのイメージを反映させ、時代に合ったシャツやジャケットを作っています。シャツメーカーは他にもナポリを代表するフィナモレ(Finamore)、ルイジボレッリ(LUIGI BORRELLI)、バルバ(BARBA)、北イタリアではギローバー(GUY ROVER)やオリアン(ORIAN)などがあり、タリアトーレと同じプーリア州のジャンネットも南イタリアらしい柔らかさと男らしいシャープなディテールが特長です。照り付ける太陽や潮風をイメージしたロゴやブート二エールでも有名なブランドです。