「Paraboot ビットローファー “REIMS MORS”」
シャンボード(CHAMBORD)、ミカエル(MICHAEL)、アヴィニョン(AVIGNON)などを始めとするダービーシューズ、アドニス(ADONIS)、コロー(CORAUX)などのローファー、数多くのラインナップの中でもローファー人気の高いランス(REIMS)に、ホースビット(金具)の付いたビットローファーがついに登場です。

「一般的なローファーとは一線を画す存在感」
チロリアンシューズ由来の袋状に縫われた太い被せモカシンとローファーではかなり珍しいノルヴェイジャン製法。ノルヴェイジャン製法は、甲革と裏革を水平の向きですくい縫いをし、外側の甲革の端コバの部分でアウトソールと縫い付けるというとても手の込んだもの。それらとパラブーツの中で一、二を争う無骨で分厚い「MARCHE II」ソールを採用した重厚感が最大の魅力です。

「いろんなコーディネートにハマるラギッドな一足」
厚く膨らんだトゥと主張のあるU型のボリューミーなモカシンにラギッドな黒ニッケルのホースビット。主張しすぎないホースビットなので、カジュアルスタイルからジャケットスタイル、ミリタリースタイルまで幅広く使える万能な一足です。

「雨にも強い革靴」
アッパーには牛革にオイルをたっぷりと染み込ませ水分を染みにくくすることで革の劣化を抑えるリスレザーを使用。ソールはグリップとクッション性に長けていて、雨風を気にせず履ける革靴として、軽登山もこなせるほど長く歩いても疲れにくいのが魅力です。

「サイズ選びは少し小さめがオススメ」
履き口が深くやや甲高に設定されているので、普段のパラブーツのサイズからハーフサイズダウンがオススメです。甲高、幅広の方は普段と同じサイズがよろしいかと思います。痛くて歩けないのはダメですが、最初はキツくてもある程度の我慢をして履くことで、数ヶ月後には革が伸びて全体が馴染み、ソールのコルクが下がることで丁度良いサイズ感になります。

【スタッフのサイズ感】
片山：足の実測値 25.5cm
普段、スニーカーは26.5～27cm、パラブーツのミカエルは40、シャンボードは6、バースは6.5、クロケット&ジョーンズは7か7.5、トリッカーズのバートンは7.5を履いています。ランスは6か6.5が非常に迷いました。6.5だと全長が微妙に余り、歩くと脱げる感覚があるので、かなりタイトなフィットでしたが6を選びました。最初は、夕方のむくんだ足だと痛くて歩けないほどで、時折シューストレッチャーで伸ばしていましたが、3ヶ月で絶妙なフィット感になりました。

「フランスを代表するシューズブランド」
パラブーツを展開するリシャール ポンヴェール社のルーツは1908年、アルピニストたちが集まるフランス東部の町イゾーでレミー・リシャール・ポンヴェールが開いた小さな靴工房でした。当時から山岳労働者向けの靴を積極的に製作。後年、登山靴のリーディングメーカーへと成長しました。1927年、ブラジルのパラ港から出荷される良質な天然ラテックスを輸入し、ラバーソールの自社生産を開始し、それと同時にそのソールを使い、登山靴のエッセンスも取り入れたタウンシューズのブランドをスタート。タウンユースでありながら、厳しい自然環境にも対応できる登山靴由来の作りやフォルム、素材などが生かされたパラブーツの靴は、履きやすく機能的で、加えて普遍的なデザインなので流行に左右されず様々な年齢層からも愛用されているブランドです。カジュアルなテイストでありながら、スーツスタイルにも合わせることができ、フランス国内ではジェイエムウエストン（JM WESTON）ベルルッティ（Berluti）と肩をならべ、世界で見てもイタリアのア・テストーニ（a.testoni）、サントーニ（Santoni）、ステファノ ベーメル（Stefano Bemer）、英国のアルフレッド・サージェント（Alfred Sargent)、エドワード グリーン（Edward Green）、グレンソン（Grenson）、ジョン ロブ（John Lobb）、チャーチ（CHURCH’S）、トリッカーズ（Tricker’s）ように高級靴の優れた靴メーカーとして地位を誇っています。