ご紹介はシルヴァーノ ビアジーニのコンパクト財布。外にでるときはもうスマホだけで住むような世の中を夢見ている私は、財布もできれば持ちたくない派なのですが、まだまだお財布は必要です。それならばできるだけ小さくて、実用的なものを欲しているわけで、今はカード入れつきのマネークリップを使っています。ただ、時には小銭入れも欲しくなる。というわけで今回この小銭入れも入るコンパクト財布に挑戦しようと思っています。見た目はちょっと大きめなコインケースといったところですが、サイドにはカードも入るし、中にはお札を忍ばせることもできる。案外最強形態かもしれません。素材にはプラダでも使われているサフィアーノを使用していて高級感もあるし、なんと言っても傷になりにくく耐久性が高い素材だから荒めに使っても安心です。

イタリア製にもかかわらずコストパフォーマンスの良さも見逃せないシルヴァーノヴィアジニ。それにはブランドとしてのプライドと戦略があるんです。普通このようなレザーファクトリーはメゾンブランドなどのOEMをしているのが商業習慣だったりするのですが、それだとどうしても値段が叩かれてしまう。そこで、シルヴァーノビアジーニはOEMを行わずすべてを自社製品として販売し流通に無駄をなくすことでコストを抑えています。

ブランド：SILVANO BIAGINI/シルヴァーノ ビアジーニ
1960年代にイタリアのボローニャにてSILVANO BIAGINI（シルヴァノ・ビアジーニ氏）にて設立されたブランド。1980～90年代に独自性をイタリア及び世界中のブティックが評価し イタリアレザーのクラフトマンシップの世界で代表する存在となりました。クロコダイル、パイソン、トカゲといった質の高い素材の加工を専門的に行っており、全ての工程をイタリアレザー職人がハンドメイドで作っています。財布といえばグッチやプラダ、ボッテガヴェネタ、ヴァレクストラなどのメゾンブランド、さらにはおしゃれブランドとしてチェレリーニやペローニ、グレンロイヤルなどがありますが、ここんちのレザー小物は試す価値ありです。