”キレイめカジュアルに欠かせない定番デニムスラックス”
毎シーズン継続してオーダーしている定番のデニムスラックスは、春夏秋冬問わず毎回完売してしまう人気ぶりです。キレイめのジーンズだとしてもカジュアル寄りな印象になりますが、デニム生地にスラックスのパターン(型紙)を採用することで、とてもキレイな印象に仕上がっています。テーラードジャケットとの相性はもちろんのこと、シャツやニットTシャツと組み合わせるとぐっとキレイな夏コーデができあがります。

”腰周りにゆとりを持たせた絶妙なキャロットライン”
ジェルマーノの定番スリムフィット1プリーツ「323G」と比べて股上は1.5cmほど深く、タック量は1.5cmのやや深めのアウト1プリーツが入っています。ヒップと太もも周りにボリュームをもたせ、膝下から裾にかけてテーパードを効かせたキャロットフィットに近いライン。ヒップからもも周りはリラックスしているのに、センタークリースがしっかり入っていているので、スラックスのようなキレイな印象はそのままに、バランスのとれたキレイなシルエットです。

”オールシーズン使えるほどよい厚みのデニム生地”
素材はコットンにポリウレタンを混紡したストレッチデニム。デニム生地の厚さの指標は、薄手が10～11オンス=夏向き、標準13.5オンス(リーバイス501の生地)=真夏以外向き、厚手14～15オンス=冬向きと言われています。こちらは夏向きと標準の間の12オンス相当です。薄くもなくしっかりした生地でありながらソフトな仕上がりで、真夏を含むオールシーズン対応の生地感かと思います。ストレッチは、強く引っ張ると1インチ(2.54cm)間で0.5cmほど伸びるので、十分すぎるくらいの効き目があります。

”普段お召しのイタリアサイズよりワンサイズダウンも要検討”
サイズ選びの際は、普段お召しのイタリアサイズと同じで問題ないかと思います。今季はウエストが少し大きくなったこともあり、ワンサイズダウンしても対応できるくらいになっています。普段と同じサイズでほどよいゆるさを出すか、ワンサイズダウンでよりスタイリッシュなシルエットを出すかをお好みでお選びいただくとよいと思います。44=S 46=M 48=L 50=XL 52=3L が日本サイズでの目安になります。ウエスト出しは3.5cmほどまで可能です。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 64kg
日本規格のスーツではA5(胸囲92-ウエスト80)、カジュアルではS～M、イタリアサイズのジャケットは、ラルディーニ 、タリアトーレ、チルコロ1901で44、シャツはフィナモレで38です。スラックスはPT TORINOなどで46、デニムはシヴィリア(SIVIGLIA)、ヤコブコーエン(JACOB COHEN)で31インチを穿いています。ジェルマーノもほとんどのモデルで46を選んでいますが、こちらも46で問題ありません。ウエストはほどよくゆとりがあり、腿周りにもゆとりがあります。かと言って、決して太いわけでもなく、リッラクスした雰囲気がありながらもカジュアルになりすぎず、キレイめなスラックスとして穿けています。

”イタリアでの国内生産を貫いているパンツ専業ファクトリー”
ジェルマーノは1952年にナポリ近郊のサレルノで創業したパンツブランド。イタリアの伝統的なフルオーダー技法を現在も取り入れ、イタリア国内生産にこだわり続けています。緻密に計算されたパターンとテーラリングに裏打ちされたアイテムを毎シーズンリリースし、有名ブランドのOEMも請け負い、高い信頼性を得ています。イタリアのパンツブランドはインコテックス(INCOTEX)、ベルウィッチ(BERWICH)、ピーティートリノ(PT TORINO)、ジーティーアー(GTA)、シヴィリア(SIVIGLIA)、ヤコブコーエン(JACOB COHEN)など数多くありますが、イタリア製の高いクオリティーを維持したまま優れたコストパフォーマンスでも魅力的なブランドです。老舗でありながらトレンドにも精通しており、常に1歩先を行くスタイルを提案しています。ビームス(BEAMS)などのセレクトショップ、三越伊勢丹などの百貨店でも取り扱いが増えています。