「フォーマル、ビジネス向けの気品あふれるギンガムチェックシャツ」
グリーンタグのスポーツラインは、洗い加工やガーメントダイなどを施しており、どちらかと言えばカジュアルシャツに分類されます。フィナモレではもう一つドレスラインがあり、熟練の職人によるハンド工程の数々、上品で高級な生地、タックインに適した長めの着丈が採用されています。一歩上を行くキレカジスタイル、仕事のモチベーションが上がるビジネスシャツ、周囲の華やかさに劣らないドレスシャツとして重宝するシャツです。

「ポプリンよりキメ細やかで、よりいっそう美しいブロード生地」
見た目がほぼ同じなので、混同しがちなポプリンとブロード。どちらも緻密に織られた平織りの生地ですが、ヨーロッパ圏内ではポプリン、アメリカや日本ではブロードと呼ばれており、日本人にはブロードの方が馴染みがあるかと思います。ブロードはポプリンよりも細番手の糸を使用しており、ポプリンよりも高級と言われています。実際、ポプリンは横方向に微かに畝がありますが、ブロードの表面は、よりいっそう美しく滑らかなのが特徴です。

「使いやすい大きすぎないセミワイドの襟」
高襟で代表格の「SERGIO」、シーズン問わず人気のカッタウェイ「SIMONE」、時代の推移とともに人気の襟型を生み出しているフィナモレ。中でもひときわ使い易いのがセミワイドの「LUIGI」ではないでしょうか。タイドアップでも硬すぎる印象にならないことで、幅広い層から支持を得ている襟型です。

「よりハンド工程が多いドレスライン」
身幅はほどよくゆとりがあるのに肩がコンパクトで見た目はピッタリ、着心地は気持ちゆったりと絶妙なバランスです。ナポリの熟練された職人技が生み出すハンド工程があり、縫い目の幅など細かな微調整で最良の着心地を実現させています。いつもの肩まわりのみならず、肩と前身頃のつながり部分もハンドステッチで、ボタンホールやボタンの縫い付けも手作業というこだわりようです。

「普段のネックサイズと同じで問題なし」
ネックサイズで合わせてもブランドによってはサイズの上げ下げの必要がありますが、フィナモレはご自分の首回りの寸法でお選びいただくとよろしいかと思います。例えば、首回りが38cmであれば、サイズ38をお選びいただければ問題ありません。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 62kg ［Size 38着用］
日本規格のスーツではA5(胸囲90-ウエスト78)、カジュアルではS～M、イタリアサイズのジャケットはラルディーニ、タリアトーレ、チルコロ1901で44、シャツはボルゾネッラで37を主に着用しています。フィナモレはネックサイズで合わせるので基本的に38ですが、こちらも38で問題ありません。肩先もぴったりで、胸周りにもほどよくゆとりがあり、抜群の着心地です。袖丈は腕が短め(裄丈80cm)な私だとだいぶ袖がだぶついてしまうので、お直しが必要と感じています。

”ナポリを代表する着心地No.1シャツメーカー”
フィナモレ は、1925年にシャツの聖地であるイタリアのナポリで創業したシャツメーカー(CAMICERIA)。現在、一番人気の襟型「SIMONE」の由来でもある社長のシモーネさんのお祖母様が、数人の縫い子さんと開いたアトリエで100%ハンドメイドのシャツを作り始めたのがブランドの始まりでもあります。今でも熟練した職人達が袖付けを含めた多くの工程をハンドメイドでおこなっており、手作業だからこそ可能な細かなステッチの強弱をつけることで立体的な着心地と見た目の美しさを実現させています。シャツメーカーは他にもナポリを代表するルイジボレッリ(LUIGI BORRELLI)、バルバ(BARBA)、北イタリアではギローバー(GUY ROVER)やオリアン(ORIAN)がありますが、総合的にみるとやはりフィナモレがNO.1ではないかと思います。