TAGLIATORE タリアトーレ ジャケット カシミヤ100% 2023AW モンテカルロ シングル ソリッド

MODEL DATA
Height : 172cm / Weight : 62kg
Size : 44

ご紹介はタリアトーレ カシミヤ 2Bシングルジャケットです。モデルはショルダーラインを後ろに送ることにより袖山が前に上がるように設計されたパターンが特長の「モンテカルロ(Monte Carlo)」。日本人に多い前肩で猫背な体型をカバーするとともに両脇の高い位置からウエストを絞り、裁断師(Tagliatore)の名の通り卓越したカッティング技術で立体的なフォルムを生み出しています。

ボディはDROP7。バストとウエストの差が12cmのDROP6(JIS規格のスーツでA体)が標準とされているので、ややウエストシェイプの効いたシルエット。肩パッドと裄綿を省くことで肩先が張らずに袖へと自然につながるマニカカミーチャ(シャツの袖という意味)は、南イタリアらしい柔らかさを演出しています。高級テーラーの証でもあるピックステッチが随所に施されており、エッジや縫い代の収まりを良くしています。

素材はカシミヤを贅沢に100%使用したライトメルトン。山羊の毛であるカシミヤは、衣服に使われる動物の毛の中でも一番細くて軽いと言われており、滑らかな肌触りと上品な光沢を生み出します。保温性も高く軽い着心地が体感できます。

裏仕様は大身返しで、袖裏にはポリエステルよりもはるかに滑りが良く吸放湿性の高い高級裏地キュプラを使用しているので蒸れが軽減され着脱もスムーズです。

サイズ選びの際は、普段お召しのイタリアサイズと同じでよろしいかと思います。44=S 46=M 48=L 50=XL 52=3Lが目安のサイズ感になります。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 62kg
日本規格のスーツではA5(胸囲90-ウエスト78)、カジュアルではS～M、イタリアサイズのジャケットはラルディーニ 、チルコロ1901で44、シャツはフィナモレで38、ボルゾネッラで37を普段着用しています。タリアトーレのジャケットは基本的にどのモデルでも44です。こちらも44で、胸周りはほどよくゆとりのあるジャストフィットです。肩周りのフィット感も良く、袖幅もスッキリしています。袖丈は腕が短め(裄丈80cm)な私で甲が1/3隠れる気持ち長めな印象で、着丈はお尻が半分隠れるくらいの良いバランスです。お直しする必要なく着用できるサイズ感です。

【 ブランド：TAGLIATORE / タリアトーレ 】
ブランドのオーナー兼デザイナーであるピーノ・レラリオ氏が1998年に南イタリアで創業したテーラードブランド。ピーノ氏自身が生地の開発、デザイン、パターン、縫製指示までのすべて手がけている。縫製も自社の敷地内にあるファクトリーで行なっている徹底ぶりで、品質管理はもちろんのことピーノ氏のこだわりがすべてに行き渡っています。独特な素材でクラシックテイストを醸し出しつつ､南イタリアらしい柔らかさと男らしいシャープなディテールのと既製服の限界を超えたこだわりのコストパフォーマンスで人気を集め、ラルディーニ(LARDINI)やベルヴェスト(Belvest)、デペトリロ(De Petrillo)、エルネスト(ernesto)と共にイタリアンテーラーの顔的存在になっています。ブランド名の「TAGLIATORE」はイタリア語で裁断師の意味。