TAGLIATORE パンツ スラックス サマーウール セットアップ対応 タリアトーレ

「細さを極めたサマーウールのスリムワンプリーツパンツ」
現行のタリアトーレのパンツの中で一番細いワンプリーツパンツ。とても浅いタック量1cmのアウトプリーツで、もも周りに最低限のゆとりを確保したスキニーに近いシルエットです。もも、膝、裾まですべてが細く、膝から裾にかけてきれいなテーパードラインが出ています。股上が浅くスタイリッシュで、タックインにうってつけのシルエットで、ドレスパンツ、カジュアルスラックス、セットアップ対応のシングルジャケット、ダブルブレストジャケットと合わせてスーツスタイルとしても使えます。

「高級素材のSUPER 120’s バージンウール」
SUPER 120’sというのは、羊の原毛の繊維の細さを表す基準値で、SUPERの後の数字が大きくなるほど原毛の繊維は細くなります。その軽くて細い繊維を束ねて撚って、意匠する生地の厚みに適した一本の織り糸にします。同じ太さ(番手)の織り糸だとしても、繊維が細ければ軽くも柔らかくもなります。SUPERの単位で、単に織り糸が細くなったり、生地が薄手になるということではありませんのでご注意ください。

「さらっとシャリッとした肌触りが心地よい生地感」
夏だと目付け210g相当が多く、こちらは目付け260gなので、やや目の詰まった生地です。その分、インナーの色や柄が透けることがありません。前述の繊維の細い織り糸で織っているので、かなり薄い生地に感じます。亜熱帯地方でも快適に着用できると謳ったトロピカルウールとも呼ばれ、薄手でシャリッとした肌触りと高い透湿性で蒸れにくいのが特長です。ポリエステルを混紡することも多いサマーウールですが、こちらはウール100%なので、シワにもなりにくいのも高いポイントです。

「快適さと履き心地にこだわった仕様」
フロントはジップフライで、ダブル持ち出しとテングの三点留めでウエストのフィット感を良くしています。ベルトのバックルのピンを通して固定することで、ベルトが左右にズレたり、中央が下がるのを防止するプロングループ付き。機能性も重視した仕様です。

「もも周りを重視したサイズ選びを」
腰骨あたりで穿くようにウエストの仕上がり寸法は確保されているので、基本的には普段お召しのイタリアサイズで問題ないかと思います。しかしながら、全体的にかなり細いのでもも周りを重視してサイズをお選びください。サイズ表に記載の「もも周り」と、ご自身の太ももの一番太い部分の寸法を照合してください。その二つが同寸まででしたらきれいなシルエットで穿けるかと思います。 44=S 46=M 48=L 50=XL 52=3L が日本サイズでの目安になります。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 64kg
日本規格のスーツではA5(胸囲92-ウエスト80)、カジュアルではS～M、イタリアサイズのジャケットは、ラルディーニ 、タリアトーレ、チルコロ1901で44、シャツはフィナモレで38です。スラックスはジェルマーノ、PT TORINOなどで46、デニムはシヴィリア(SIVIGLIA)、ヤコブコーエン(JACOB COHEN)で31インチを穿いています。こちらのパンツも46で問題ありません。ウエストは腰骨あたりで、ややタイト～ジャスト、ヒップはピチピチにはならないゆとりを保っています。私は腿が細いのですが、もも周りは若干ゆとりのある程度のかなりスリムなシルエットです。総合的にジャストフィットで抜群にきれいなシルエットで穿けています。

「常に新しいイタリアンクラシックを発信し、世の男を魅了するブランド」
1960年代にイタリア最南端のプーリア州でテーラードファクトリーとして創業したレラリオ社。その二代目で、現オーナー兼デザイナーであるピーノ・レラリオ氏が1998年にスタートさせたブランドがタリアトーレです。ピーノ氏自身が生地の開発、デザイン、パターン、縫製指示までのすべて手がけている。縫製も自社の敷地内にあるファクトリーで行なっている徹底ぶりで、品質管理はもちろんのことピーノ氏のこだわりがすべてに行き渡っています。独特な素材でクラシックテイストを醸し出しつつ､南イタリアらしい柔らかさと男らしいシャープなディテールと既製服の限界を超えたこだわりのコストパフォーマンスで人気を集め、ラルディーニ(LARDINI)やベルヴェスト(Belvest)、デペトリロ(De Petrillo)、エルネスト(ernesto)と共にイタリアンテーラーの顔的存在になっています。ブランド名の「TAGLIATORE」はイタリア語で裁断師の意味。