BOLZONELLA シャツ ボタンダウン オックスフォード ボルゾネッラ

ご紹介するのはボルゾネッラのボタンダウンシャツです。昨今のトレンドとしてパンツはプリーツ入りややや太めのシルエットに、スーツは英国調、ジャケットはチェックや茶系となっている中、シャツのトレンドは「脱カッタウェイ」。笑。もちろんカッタウェイも夏に一枚できる時はかっこよくてまだまだ着れるんですが、ジャケットやタイドアップの時はVゾーンがより閉まったレギュラーカラー、ボタンダウン、タブカラーやラウンドカラーが今の気分。クラシック回帰とあってカッタウェイのスポーティーさよりもこういったコンサバな方が良くなってきています。

ボルゾネッラは北イタリア、パドヴァのファクトリーなのでナポリカミチェリアのようなハンド工程は入っていないのですが、シルエットデザインやカッティングの良さでかな～りいい具合のフィッティングになっています。シルエットは細身のスリムフィットながら後身頃にダーツが入っていない（私はダーツがあまり好きではないんですよね）、丈の長さもフィナモレのGENOVA短丈と同じような長さでパンツにインもアウトもできる丁度いい長さです。袖はフィナモレの方が少し細いかなというところですが気になるようなボリュームでもないですし、若干アメリカンテイストのシャツなのでそこもマッチしているとさえ思えてしまいます。袖丈も長さは丁度いい塩梅。正直こんなにいい感じのフィッティングならもっと早くトライすべきだったと思っています。

衿型は前述のボタンダウン。ボタンを閉めて着るのもよし、片方だけ外してみるのもよし、両方外すことだってよしの使える襟。前身頃には左胸ポケットがついています。私が何より気に入っているディテールは後身頃のウエスタン調のスティッチで、普通のウエスタンシャツに見られるような過度なものではなくイタリア人解釈のアメリカンというシンプルでキレイな印象に収まっています。そしておなじみの袖の赤いフラワー刺繍もお洒落で女子ウケもかなりいいです！

サイズ感に関しては通常ご購入のネックサイズでシャツをお選びいただければいいと思います。私は178cm、72kgでフィナモレ、バルバ、ギローバー、チットやボリエッロでは39サイズをいつも着ていますが、このシャツでも39サイズでジャストフィットです。ボルゾネッラはワードローブに入ると知らないうちに使う頻度がめちゃくちゃ上がる良品ですよ。

ブランド：BOLZONELLA / ボルゾネッラ
BOLZONELLAは企業家としての情熱を持った職人で、50年代の終わりにイタリアのパドバエリアの郊外に高額な仕立てのシャツを作ることを目的として自身の工房を作りました。様々な顧客のリクエストに答えて評価され、 前代から続いている仕立ての技術を活かすと共に最新の技術も取り入れています。