LARDINI ラルディーニ ジャケット AMA フランネル 秋冬 シャツジャケット ソリッド

MODEL DATA
Height : 172cm / Weight : 62kg
Size : XS

ご紹介はラルディーニ 秋冬ウールフランネル シャツジャケットです。春夏にはリネンやコットンのシアッサカーといった素材で毎年提案され続けているシャツジャケット。その着心地の軽さ、文字通りシャツのようなフィット感がたまらないラルディーニの真骨頂です。秋冬でもその着心地を体感して頂きたくウール素材のシャツジャケットを多めにご用意しました。

ラルディーニのEASYやSPECIAL Lモデルには一部に毛芯が使われていますが、こちらは副資材をまったく使用していない究極のアンコンジャケットです。すべての縫い代始末がシャツと同じ折り伏せ縫いになっており、軽く柔らかい着心地はもちろんのこと、優しく自然な見た目、そして素材の特性を最大限に活かしています。

ボディは前身頃と後ろ身頃の3枚パーツ構成で、ウエスト絞りがほとんどないリラックス感漂うキレイなシルエット。前ダーツで胸からウエストにかけて、後ろダーツで背中のフィット感を高め、横からのシルエットもキレイに見えるよう整えています。背中にシャツと同様のヨークを設けることで、肩甲骨への馴染みを良くし、肩先が張らずに袖へと自然につながるマニカカミーチャ(シャツの袖という意味)も健在です。

素材は紡毛のウールに化繊を混紡し、目付けを少なくやや甘めに織り上げることで、ふんわりと軽く柔らかな風合いです。伸縮性はないものの、その肌触りはまるでニットの表面のように柔らかです。ソリッドでありながら、うっすらと綾目が見え、ダイアゴナルの表情も上品さを漂わせます。化繊を織り交ぜたことで、ウール特有のチクチク感も軽減されています。

とても軽くやわらかな着心地なのに温かく、フィッシュマウスのラペルが、優しい大人の男を演出するラルディーニらしいシャツジャケット(アンコンジャケット)になっています。

サイズ選びの際は、普段のS.M.Lサイズよりワンサイズダウンがよろしいと思います。イタリアサイズにするとXS=44 S=46 M=48 L=50 が目安になります。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 62kg
日本規格のスーツではA5(胸囲90-ウエスト78)、カジュアルではS～M、イタリアサイズのジャケットはタリアトーレ、チルコロ1901で44、シャツはフィナモレで38、ボルゾネッラで37を普段着用しています。ラルディーニは基本的にどのモデルでも44です。こちらはXSで、肩先もぴったり合います。胸周りとウエストにゆとりのあるフィット感ですが、決して大きい訳ではなく、このジャケットの特徴であるリラックスした雰囲気が出てとても良いです。アームホールがコンパクトなので脇の収まりも良く、袖幅も細くすっきりとしています。袖丈は腕が短め(裄丈80cm)な私でも長くなく、お直しする必要がなく、そのまま着用できるジャストサイズです。

【 ブランド：LARDINI / ラルディーニ 】
1978年にイタリアのアンコーナにて、エトロ、プラダ、ドルチェ＆ガッバーナ、ベルサーチ、バレンチノ、バーバリーなどメンズテーラーのOEM(受託製造)工房としてラルディーニ家による家族経営で創業。1993年に自社名でオリジナルブランドを展開し、2010年春夏シーズンに新しいコレクションを発表しました。クリエイティブチームに数々のブランドのコンサルティングを行ってきたウンベルト・カンタレッリ氏を迎え、創業者の一人であるクリエイティブ・ディレクターのルイジ・ラルディーニ氏の指揮のもと、スタイリングをよりモダンでシャープな作りに変え、2009年6月に行われたPITTI UOMOでのコレクションでは、世界中のバイヤーから注目され大盛況でした。素材の面白さと加工のテクニックは随一で、ボリオリ(BOGLIOLI)、デペトリロ(De Petrillo)タリアトーレ(TAGLIATORE)、チルコロ1901(CIRCOLO1901)、ベルヴェスト( BELVEST)、フラディ(FRADI)など数あるイタリアブランドのアンコン(アンコンストラクテッドの略)ジャケットの中でも軽く柔らかい着心地とナチュラルなルックスを一番演出しているのはラルディーニではないでしょうか。